昭和の随筆家小林勇が随筆「雉酒」の中で、きじ酒について
「この酒の味のよさ、酔心地のよさは、ヒレ酒とか、海鼠腸(このわた)酒などの比ではない」
と綴ったように、きじ酒にはほかの酒では味わえない旨味があります。
その旨味は大げさに主張するものではありませんが、料理と合わせていただくことで、
その料理の味を引き立てる役割を果たしてくれます。
“きぎし”の雉エキスには、雉肉を熟成させることで増幅したイノシン酸(≒旨味成分)が含まれているため、
飲むことで舌に残った旨味成分が料理を一層おいしくしてくれるのです。
まさに食と日本酒のマリアージュが楽しめるお酒です。
「湖月では料理を最大限に楽しんでいただくために、4つの日本酒しか置いていません。
その中の一つがこの”きぎし”です。
きじ酒と聞くとインパクトが強いですが、非常にあっさりした口当たりで和食に合う素晴らしいお酒です。
晴れの日のお酒として、そして料理を引き立てる美味しいお酒として、是非ともたくさんの方に知っていただきたいお祝い酒です。」